クチコミマーケティングのガイドライン具体例
3月12日に開催されたWOMマーケティングサミット2010で、クチコミマーケティングのガイドラインが発表されました。
いまやネットマーケティングの中で重要な位置にあるクチコミが、あまりにもひどい状況になっていることから、広告代理店などが集まって、ガイドラインを作ろうと設立したのがWOMマーケティング協議会です。
そのガイドラインがついにベールを脱ぎました。WOMマーケティング協議会のウェブサイトで公開されています。
WOMマーケティングに関するガイドラインを発表しました
法的な拘束力はないとしても、業界として、クチコミを操作するような広告であるとか、一般消費者を欺くようなマーケティングはやめようという主旨。
この方針には大賛成だし、アメリカのように法制化されてしまう前に自主規制するのは、業界としての危機感の現れとも思えます。
ただ、自分のような凡人の場合、理念やガイドラインだけでは理解できないところがある。
できれば具体的な話が聞きたいと思っていたところ、幸いなことにサミットへ出席した人から話を聞くことができた。
具体的な事例として3つ聞くことができた。
ケース1.企業が著名人に対して任意で書評を記載するよう依頼。
依頼時に、「企業からの献本であること」を明記するよう依頼。「 ● ●社から献本してもらった」という表記とともに書評が紹介された。
ケース2.SNS事業者がクチコミの誘発を狙い、ホテルの無料宿泊体験募集の案内をした。
「宿泊体験をブログ・日記などで紹介する場合は、無料であることを記載すること」を案内中に明示、宿泊体験者の日記上で「● ●ホテルに無料招待してもらい、 △ △のサービスを受けた」と紹介された。
ケース3.ブログ事業者が、ブロガーへ物品を提供し、任意で紹介するように依頼。
その際「物品の提供を受けていること」を明記するようメールで送付、結果、「● ●事業者から商品をもらった」という表記とともに物品の感想がブログに投稿された。
ようするに、物品やサービスの提供を無償で受け、ブログなどへ記事を書いた場合には、その提供元との関係を明記しなさいということです。
モニター商品を受け取ってレビューした場合、なんらかの優待サービスを受けてレビューした場合、ブログ読者に分かるよう出所を明確にすることで、購入してレビューした人と書いてる立場を分ける。
ただ、事例には出ていないペイパーポストをどうするかという問題は残る。
あからさまに「○○会社から現金を受け取っています」では、ブログ読者はシラケてしまうだろうし、これまであったペイパーポストの場合どのように明記していくのか、この辺はサービス提供業者によって温度差がでそうだなと思います。
もっとも、会場での説明でも、強制ではないと念押ししていたようなので、このガイドラインにどれだけの実効性があるのか、これからの広告業界が注視されるところでもある。
理念やガイドラインはカッコ良くても、実行が伴わなければ絵に描いた餅。
自社の広告に関係するブログライターには、ぜひとも徹底してほしいガイドラインだと思います。
アフィリエイトをしている人も、ブログに何かレビューするということは、その時点でクチコミマーケティングに参加していると、くれぐれも心して記事を書いて欲しいと思います。



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